|
>第5章 その他>読書DB>東京タワー
|
読みながら、本当に涙が止まりませんでした。
僕は、普段現代の小説を読むことがほとんどありません。
この本に関しては、僕の好きな女の子が読んで感動したと言っていたので、
その子との話しのきっかけになるかと思い、読んでみることにしました。
本の概観は、上の写真の通りすごくシンプルだけど、大切なものが詰まってる
その重さが伝わってきます。
「リリー・フランキー」
僕は、この名前を聞いて、聞いたことがあるとしか言えませんでした。
東京タワーも、単なる作者の自叙伝で、恋愛小説かなと思っていました。
ちょうど、故郷に電車で帰る時に、この本を読みながら帰ることにしました。
文章はとても読みやすく、どんどんページが進んで行きます。
推敲された文章を読む時の奥深さも、この本には秘められています。
笹塚という街が、リリーさんが住んでいたこともあってよく登場するのですが、
僕も良く笹塚に行くので、とても親近感がありました。
物語は、リリーさんの子供の頃から、東京へ出てきて、そしておかんを東京へ呼んで、
一緒に暮らしながら、病気と闘う姿が描かれています。
親子の愛情の深さに触れて、まだまだ未熟な僕でもぐっとくるものがありました。
普段の親に対する自分の接し方とか、いろいろ考えました。
この本を読み終わって、涙をいっぱい流して、本当に素敵な気持ちになることができました。
ずっと、現代小説に対して、良い印象を持っていませんでしたが、考えが変わりました。
この本を読んで、家族の大切さや、家族の問題を見つめなおすことが出来ました。
|
|
|